2011年1月15日土曜日

グラフマニアチュートリアル7 凡例とフィルター

 調整要素AとBの調整値を決めて、再度10台製品を作ったところ、全て合格した。新しく製造したものをフェーズS2として、データーの方へ追記してみます。
調整値を決めて製造した製品データー
11
S2
9.94
3.40
5.80
96.2
合格
12
S2
8.75
4.22
3.22
89.9
合格
13
S2
9.83
4.42
3.03
99.8
合格
14
S2
9.24
5.49
3.80
95.1
合格
15
S2
9.14
5.89
6.31
94.1
合格
16
S2
9.56
3.35
8.87
93.5
合格
17
S2
9.44
3.96
2.20
93.8
合格
18
S2
8.82
5.88
9.82
93.1
合格
19
S2
9.93
3.84
5.64
99.1
合格
20
S2
9.17
3.41
5.60
89.4
合格


 ”散布図”シートを表示し、縦軸を”評価”、横軸を”調整要素A”、凡例を”フェーズ”にすると、フェーズ別に色分けされた、データーの分布を見ることができます。
 又、縦軸を”調整要素B”に凡例を”合否”にすると、合格した製品の調整要素ABの座標での分布を確認できます。これは、データーが多く集まっている時に2つの要素がどう影響し合っているかを確認できます。下のグラフは、無調整で80台組み立てた時の合否の分布です。
 データーが増えてくるとこんな関係も見えてきます。これによると、調整要素Bは2~8まで範囲を拡げられるかもしれません。

 フィルターを使うことで、合格したデーターだけ表示させることもできます。下のグラフは凡例を”フェーズ”にしフィルターを描ける項目を”合否”、その中から”合格”だけを表示した例です。
 データーが多く複雑になってくると、ある特定の条件だけ抜き出して、見てみたいということも出てきます。実際の業務で扱うデーターは、こんなに単純ではないと思います。その複雑なデーターから、関連性を見つけ出す手助けになれば幸いです。

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