F1の偉い人が人工的に雨を降らせてレース途中からウェットレースにすることを提案したようです。F1のショー的要素向上のためらしいですが、なにがショー的要素なのか分かりかねますが、オーバーテイクを増やしたいのであれば、オーバーテイクに選手権ポイントを与えたらどうでしょう。1台抜いたら1点もらえるように、ポイントシステムを変更すれば、クルマ作りの段階で、オーバーテイクしやすいクルマにしてくるのではないでしょうか。今は、ただひたすら速く走ることが、レースにもポイント的にも有利になっています。ポールからスタートしトップでチェッカーを受けることが、ポイントシステムとして求められているのです。しかし、オーバーテイクにポイントがつくようになれば、ポールからスタートすることが必ずしも有利とは限りません。チームごとにいろんな戦略を練って来ることになるでしょう。その結果レースの醍醐味であるオーバーテイクも増えると思うのですが。もちろんレースに勝つことも重要です、上位でゴールした人にはこれまでと同じポイントを与え、更にオーバーテイクポイントを加算するのです。勝った人が必ずしも最も多くのポイントを得られるとは限りませんが、それも戦略のうちです。
もちろん単純にオーバーテイクにポイントを与えると、チームメイト同士でオーバーテイクを繰り返してポイントを稼ぐなんてことが起きかねません。そのへんは、スタートグリッドからゴール順位を引いた分をオーバーテイクポイントとして与えるようにすればいいし。予選でわざと遅く走るクルマが出て来る場合は、予選の早い順にスターティンググリッドを選べるようにすればいいのではないでしょうか。
ようするに、何が起ってほしいのか、そしてそれを起こしたことが有利となるようなシステムにすれば、自ずと起って欲しいことは起るようになるのでは無いかということです。アクシデントに期待してショー的要素を増やすより、システムとして起ってほしいことを組み込んでしまうべきだと思います。
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